変わるワンルームの間取り
より安い家賃で入りたいという若い世代が増えていることもあり、単身世帯向けのワンルームマンションも間取りが大きく変化してきています。
もともと「ワンルームマンション」という間取りは狭い敷地内でより多くの住宅を作らなくてはいけないという東京で開発されたもので、いかに限られたスペースの中に生活に必要な機能を入れるかということにおいては日本は諸外国より一歩秀でた存在となっています。
ワンルーム間取りの特長は玄関から入ってすぐ部屋となっているという点で、それまでは玄関~廊下~リビングという流れを省略することで限られたスペースを広く部屋として使用できるようにしたというところに画期的な特長があります。
都心部など単身世帯が多く入居する物件のある地域ではこうしたワンルームマンションは非常に多く建築されています。
ワンルームマンションの最大の利点は生活に必要な機能を全て一つの空間で行うことができるという点であり、その分開放感のある生活ができます。
ここ近年ではシャワールームやトイレの仕切りをなくした完全ワンルームという物件も登場しており、玄関を開けたらバス・トイレ・キッチン全てがそこにあるという空間も今後は珍しくなくなっていくのかもしれません。
1K・1DK・1LDKの違い
これから一人暮らしをしようとする人の場合、検索サイトなどで間取りから絞込をすることが多いことと思います。
その際検索条件として「1K」「1DK」「1LDK」といった区別がされています。
これらは用語としては些細な違いに思えますが、実際には大きな間取りの違いがあります。
最も面積的に狭いのは「1K」で、キッチン部分のスペースが4.5畳以下の場合をそう表記するように定められています。
1DKとはキッチン部分の面積が4.5畳~8畳までの物件のことであり、キッチンスペースで調理だけでなく食事など他の用途をすることができることを示します。
1LDK物件になるとさらにその範囲は広く、キッチンスペースが8畳以上になる物件のことです。
この場合には物件自体8畳以上のキッチンの他に一室があるということになるので、かなり物件全体の広さも大きくなります。
1LDk物件として表記されている物件の中には「2K」よりも広いこともあるので、一人暮らしとして探す場合にはあまり数字そのものにこだわらずに広さから調べた方がよいかもしれません。
完全に単身で生活をする場合には、機能のみということで探すなら「1K」もしくは「1DK」までの物件がおすすめです。
ただ同じ1Kや1DKの間取りでも、それぞれの物件によって広さの体感は異なってくるので実際に足を運びどういった場所かということを確認することをおすすめします。
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