ペットは今や伴侶動物へ
現在は空前のペットブームと言われているほど全国的にペットを飼う人が急増しています。
特に小型犬や猫など室内で飼育する動物に人気が高まっており、ペットとともに快適に過ごしていける住宅として設計されている住宅も多くあります。
ペットは今や伴侶動物(コンパニオンアニマル)と言われているように、家族の一因と言ってもよいほどの存在です。
子猫や子犬のときから飼い始める場合には寿命は15年近くにもなるのでその間ずっとペットにとっても過ごしやすい住宅環境を整えることができるかということが大きな問題になります。
ペットとともに生活をする住宅を選ぶときに注意をしたいのが、まずその物件がきちんと「ペット可」と決められているかどうかです。
日本の賃貸住宅の多くはもともとペットを中で飼育することを禁止しているので、内緒にして飼育をした場合には退去時に多額の住居回復のための費用を請求されたり、場合によっては強制的に退去をさせられることになってしまいます。
ただし「ペット可」物件であっても、それまでは禁止されてきた建物を空き室対策として後から規約を変更した場合もあります。
そうしたあとからペット可になった物件の場合、騒音や防臭といった対策がされていないため、近所の人とトラブルになってしまうこともあります。
より快適なペットとの生活をしていくなら、最初からペットと生活することを前提として設計されている住宅を探すのがおすすめです。
ペット可マンションはここが違う
戸建て住宅の場合には十分な広さがあるためそれほどペットを飼育するのに不都合を感じる点はないでしょう。
しかし賃貸物件として集合住宅を探す場合には、ちょっとした設備の有無がペット飼育に大きな影響を与えます。
最初からペットを飼育するための設備のあるマンション場合、玄関に足洗い場がついていたり、壁にビニールクロスが使用されていたりします。
またよじ登られて壊れないように網戸が通常の設備品よりも丈夫に作られていたり、ベランダ部分の手すり位置が非常に高く網が貼られているなどの脱走対策が施されています。
ペット向けマンションが通常のマンションと異なるのは、実際に飼育をしてみたときに気がつくあれこれの不便を最初から織り込んだ設計をしているということです。
最近人気の物件としてマンションに猫が住んでいるという「猫付きマンション」といったところもありますので、そうしたところはペット飼育への理解が多い人が集まります。
ペット可物件に入居するにしても忘れてはならないのが、飼い主としてのマナーはしっかり守るようにするということです。
いくら物件が許可をしていても、ペットの糞尿の処理を怠ったり、吠えグセや噛み癖をそのままにてしつけをしないでいるというようでは飼い主になる資格はありません。
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