売却にかかる費用
不動産の売却では、売る場合には家の価格を決めて売れれば良いかというとそうではなく、売却には様々な諸費用がかかります。
住宅ローンが残っていればそれを清算しないといけませんし、その他にも色々と費用はかかり、不動産を売るにはお金がかかるのです。
売却にかかる諸費用としては、不動産会社に売却依頼する仲介手数料、抵当権を抹消するなら抵当権抹消費用、売却契約書を交わすときの印紙税、土地を計測するなら測量費用、解体するなら解体費用、売却で利益が出れば所得税と住民税が発生します。
そして忘れてはならないのが、物件に荷物があるならそれらを移動させる処理費用や引越し費用がかかります。
このような費用が物件売却では必要です。
物件売却前に確認する事
物件では権利関係などは、手続きなどに重要なので確認しておくようにしましょう。
不動産での権利は、所有権や借地権や区分所有権があります。
たとえば所有権でも級友名義なら、売却するには共有者全員の合意が必要となり、もしも土地を借りているなら売却時は貸し手の承諾が必要となります。
このような権利関係は、複雑に権利が分散されていることもあるので、売却前には確認しましょう。
確認には、法務局で登記簿を見ればわかります。
土地を売却するなら、境界線を明確にしなければなりません。
登記簿はもちろんのこと、現地でも明確にする必要があります。
現地なら境界を示す境界標があるとわかりやすいですが、無い場合は実際に測量して隣接の土地所有者と確認書を取り交わさないといけません。
境界が不明なまま販売すると、あとで紛争の元になることもあります。
瑕疵は物件の設備の故障や欠陥のことであり、雨漏りする部屋が傾いているなどのことがあります。
このような瑕疵があるなら、その対応内容を明確にした上で販売しないといけません。
選択肢としては、瑕疵がある部分は全て修繕するか、瑕疵の修繕費用を物件売却費用から差し引いて販売するかという方法があります。
修繕するなら販売主がお金を出して修繕しないといけません。
どのようにすべきかは、不動産会社に相談して決めると良いでしょう。
同じように物件が老朽化していた場合はどうするかも考えるべきです。
老朽化していると見栄えがわるくなるので、目立つぐらいの老朽化はリフォームするべきかもしれません。
しかしリフォームしても、見学に来た人の好みに合わないということもあります。
リフォームするべきかどうかは大変難しいところであり、これも不動産会社に相談した方がいいでしょう。
また少しぐらいの老朽化だと、リフォームしてもさほど売却価格が上がるわけでもないので、しない方が得です。
Comments are closed.