貸す前に確認すること

不動産を貸すとなると、アパートなど利益目的で貸すのか、住んでいる一軒家が空くので貸すのか、また将来的にその物件を貸したままにするのか、また自分たちが住むのかなどを考えなければいけません。

住む予定の無い家なら、貸すという選択肢もありますが、あまりにも建物が古すぎたりする場合は、解体して土地を売るという選択肢もあります。
期限付きで貸すのか、賃貸物件としてそこには住まずに貸し続けるのかを考えるべきです。

貸すまでの流れ

まずは、貸したい物件の相場を知ることから始めます。
あまりに相場とかけ離れた高い値段では、借り手も見つかりません。

貸したい物件の周辺の賃貸料金を見て、おおよその相場を把握すると良いです。

不動産は築年数や部屋の広さで相場が決まるので、それを考慮して相場を見て、その相場を元に、次は賃貸料金の目安を決めましょう。

物件を貸すと家賃収入が入ってきますが、それと同時に税金や管理費もかかります。
そのために収入と支出がどのようになるか、試算しておきましょう。

いよいよ入居者の募集となりますが、入居者を募集する場合でも、その後の物件の清掃などの管理も自身で行うのは大変です。

どのような物件にしても、不動産会社に入居者の募集から物件の管理までを依頼することとなるでしょう。
そのための不動産会社を探して依頼して、依頼契約を結びます。

入居者を募集する段階となると、家賃や契約期間などを決めて、募集を開始します。
募集では公告を出すこととなりますので、インターネットの住宅情報サイトや住宅誌などに、賃貸物件を掲載します。

この公告を見た人が、問い合わせなどをして物件見学に来ますので、見学者への対応は募集依頼を不動産に依頼しているなら、不動産会社の人が行います。

入居者が見つかれば、入居者と貸し主で賃貸契約を結びます。
この場合も不動産会社が、入居査定や契約を代行依頼することも出来ます。

また入居者が入居後は、物件の権利や苦情対応なども行いますが、これらも不動産会社に依頼することが可能です。

入居者募集で気をつけること

不動産会社に入居者募集を依頼すると、当然の事ながらその不動産会社は、自社の利益が最大限になることを考えます。
他社からの紹介の入居希望者よりも、自社で探した入居希望者の方が利益が多いので、他社の紹介は受けないというところもあります。

またどこも入居者の確保は大変な状況になっています。
不動産会社が住宅情報サイトに物件を掲載する場合は、掲載料金を支払って掲載しますが、これはお金がかかりますので、自社にメリットにある物件しか掲載しないことが多いです。

このために物件を貸したいけど、不動産会社の方でサイトに掲載してくれないという場合もあります。