不動産投資とは

長期的な安定収入を目指す建物等への投資

収益を目指して建物などの不動産に投資する事を指し、具体例としては、1棟のアパートや分譲マンションの1室等を買いその部屋を貸して賃貸収入を得たり、物件の市場価格が買った時より上昇すれば転売して売却差益を得たりする事です。

一般的には地方よりも人の流入が続き将来性が期待される東京都心に投資資金が集まる傾向が見られます。現在はかつてのバブル期と違い、宅地の価格は大きな上昇が見込めないので、転売目的よりも賃貸収入をメインの目標とした不動産投資が多くを占めています。短期の売買益を目指す株式やFX等の金融商品と違って、低リスクで運用でき、長期的に安定収入がゲットできるため、サラリーマンが副業として、行うケースも増加しました。

サラリーマンにも人気のある不動産投資

不動産投資の対象とされる物件の種類には、さまざまのバリエーションがありますので、自己資金の額や投資の目的などに応じて、自分のスタイルを決めて適切な物件を選択するようにしましょう。代表的な物件は、新築マンション、中古マンション、マンション1棟、戸建て1棟、アパート1棟が挙げられます。

アパートへの投資は借入金で建物全体と付属敷地を買って、部屋を貸して収入をえて、借入金と利子を返しながら、その差額を収益とする手法です。規模により異なりますが、最初の投資額が比較的多額なので、借入金だけで賄うのはややリスキーだと言えます。安定運営のためには、出来れば所有土地、あるいは一定額の自己資金が必要です。アパートには空室リスクがつきものですので、一定の空室が生じても損失が出ないように運営プランが必要です。

アパートに対し、マンションを買って部屋を賃貸して家賃を得ていく事がマンション投資で、建物全体1棟のケースや1部屋のケースがあります。どちらのケースも新築と中古を選ぶ事が可能です。マンションの1部屋を買って賃貸運営を始める際に借入金を上手に使い、十分な運営プランがあれば低リスクで始められ、サラリーマンや主婦にも人気です。昨今は不動産投資の初心者向けに、少額から始められる投資セミナーなども多く開催されており、副業や相続税対策のために足を運ぶ人も少なくありません。

備えておくべきリスク対策

不動産投資は金融商品を対象にするよりも比較的ローリスクなのですが、あくまでも投資である以上リスクは存在します。しかし、割合にコントロールがしやすく、借入や収入、余裕を持った諸経費の見積もり、空室リスクなど無理のない運営プランを準備していればリスク低減が可能です。空室リスクを減らす面からも、単身世帯が増え続け賃貸物件需要が旺盛な、都心部の恵まれた立地の住宅が人気なのです。

良い物件でも経年劣化は進みますが、立地の良さは、空室リスクを低減させるだけでなく、物件の老朽化を原因とする賃貸料の下落リスクも低減させてくれます。

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