自治体が進める若い夫婦の住宅支援
人口集中が進む都心部を除き、郊外や地方都市では年々人口流出が進んでいます。
人口の減少はそれだけで地域の活力を損なうことにもなりますので、とりわけこれからの時代を担う若いカップルを誘致するための施策は各自治体が力を入れているところです。
結婚を期に引っ越しをする夫婦は多いと思いますので、新婚生活をどのような住宅で送るかを考えるときには引越し先の自治体からの支援がないかということをよく調べてみることをおすすめします。
また自治体だけでなく民間企業においてもこれから子育てをしていく若いカップルのための住宅を積極的に作る取り組みがされています。
都市部では待機児童が大きな問題になっていますが、都心部の大型マンションの中にはマンションの共用部分に保育所をつけたり、近所に多くの保育所があることをアピールしているところも見られます。
住宅メーカーにとっても新婚のカップルは身軽な単身者と異なり長く住んでくれるお得意様になりますので、その他にもいろいろな優遇措置をとってくれています。
分譲マンションだけでなく、将来マイホームを建築するまでの賃貸住宅でも同様の取り組みがされているので新婚カップル向けの住宅情報は詳しく比較をしながら探すようにしてみてください。
子供に優しい住宅とは?
新婚の時期に住む家探しは、その後もそこで子育てをしていくかどうかを視野に入れて選ぶことが大切です。
お互い仕事をして子供を持たないDINKSスタイルの場合であれば、二人が十分に生活をしていくスペースが確保できる1LDKもしくは2K~2DKの広さがあれば十分です。
しかし将来的に子供をつくりそこでしばらく子育てをしていくならば二人だけの生活空間ではなく、子育てがしやすい部屋を想定して家造りをしていく必要があります。
子育てを前提に部屋を作るときに大切なのがスペースの確保です。
家族が増えるということはそれだけ家事作業が増えるということになるので、部屋をいかに広く使うことができるかということが快適な家造りには欠かせません。
そういった意味で子育てを予定して家を探すなら、1LDKや2LDKのようなリビングスペースがある部屋が便利です。
賃貸住宅におけるリビングはキッチン部分とリビングが一体になっている間取りであり、料理をしながらリビングで子供を遊ばせるという視界の広さが得られます。
家族が増えてきたときに重要になるのはお互いのコミュニケーションなので、過ごしやすいリビングがあることで家族間の距離を縮めることができます。
オープンスペースとは別に部屋の一角にそれぞれのプライベートスペースを作るようにするのも過ごしやすい部屋づくりのポイントです。
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