賃貸暮らしと防犯対策

一人暮らしの女性がしておくべき注意

一人暮らしの女性をターゲットにした犯罪事件は、残念なことに非常に数多く発生しています。
性犯罪としての暴行事件が最も多く発生しているのは中高層住宅であり、次いでその他の住宅で起こっていることがデータにより判明しています。

婦女暴行事件というとなんとなく屋外で起こっているようなイメージがありますが、実際には家の中に押し入られてしまうケースが多いのが実態なのです。

屋外で起こる事件も決して少なくはありませんが、どちらかというと屋外でターゲットを見つけた犯人が自宅近くまで後をつけ、犯行が起るというパターンが多いようです。

ですので一人暮らしの女性が夜一人で歩くときには、周囲に誰かがついてきていないかということを確かめることが最大の防犯対策となります。

夜道を歩くときには音楽を聞きながら歩くようなことはせず、周囲の気配を見ながら自宅までを歩くようにしましょう。
防犯対策として夜道を歩く時には携帯電話で通話をする人もいるようですが、通話しながらの夜歩きはかえって周囲への注意を散漫にしてしまうので逆効果です。

入る住宅を選ぶときにも注意が必要

女性でこれから一人暮らしをするなら、できるだけ安全性の高い住宅を選ぶということも重要です。
住宅を選ぶときのポイントになるのが「地域の治安状況」と「建物の周囲の環境」です。

まず「地域の治安」ですが、こちらはその都市の犯罪件数を調べたり、過去に起こった事件などを見てみるとだいたいのところがわかります。

犯罪件数は細かく調べるのが難しいですが、そんなときは周囲にあるコンビニなどを見てその清潔度や入っているお客さんの様子からだいたいの街の様子がわかります。

コンビニの周囲がゴミだらけだったり、ガラの悪そうな人がうろうろしているような地域というのは全体的な民度が低く夜道の危険が高くなります。

また路上に駐車されている車に改造車や黒塗りのスモークガラスが多いといった時も同様に怪しげな人が多くその地域に住んでいることを示します。

内覧をするときには夜の時間も

賃貸住宅に入居するかを判断する前には、必ず内覧をすることと思います。
内覧では室内の設備や様子を見ますが、同時に周囲の環境や外から部屋がどのように見えるかということも同時に確かめておきましょう。

玄関やベランダに人が身を隠せる場所がないかや、夜になると暗闇が多くならないかということを調べておくことも重要な防犯対策です。

内覧をするときには天気の良い昼間だけにせず、夜間や天候の悪い暗い日を選ぶとその部屋の本当の安全性がわかりやすくなります。
人通りの多い道路や交番が近くにあるかということも事前に見ておきたいポイントです。

Comments are closed.